畳ベッドは、適度な硬さの寝心地を味わいたい方に人気のベッドです。今回は畳ベッドのメリット・デメリットやお手入れ方法を解説します。
また、畳が持つ暮らしを快適にする様々な効果についてもご紹介していきます。
畳ならではの肌触りで眠りたい方や、マットレスにこもった湿気に寝苦しさを感じている方、い草の香りに落ち着きを感じる方などにおすすめのベッドになっていますよ。
畳ベッドとは?
畳ベッドはその名前の通り、ベッドの中に畳が組み込まれているベッドのことです。
い草の香りが落ち着いた印象をもたらし、和風の部屋が好みの方に絶大な支持を得ています。
畳の効果について
畳には私達の暮らしを快適にさせてくれる様々な効果があるので、ご紹介します。
吸放湿効果
畳は部屋の温度が高い時には湿気を吸収してくれます。
逆に乾燥しているときは湿気を放出してくれる吸放湿効果があります。
このように畳は部屋の湿度を適度に保ってくれる効果があります。
そして、人は睡眠時にコップ一杯分の汗をかいていると言われ、畳は1畳で500mlの水分を吸収でき、畳が汗を吸収してくれることにより夏場などは涼しく就寝できます。
吸音効果
畳は他の素材(フローリングやカーペットなど)と比較して吸音率が非常に高く、防音効果が期待できます。
小さなお子様がいる家庭やマンションでも防音対策に効果的です。
空気の洗浄
空気中の二酸化炭素や窒素酸化物などの有機物を吸着し減少してくれる効果もあります。
最近では有害物質であるホルムアルデヒドを除去するという効果も判明しました。
また、い草を使用しているため、雑菌への抗菌効果も大いに期待ができます。
畳ベッドのメリット
ちょうどいい高さ
畳ベッドは他のベッドと異なり、マットレスなどは使用しないため比較的高さがないベッドため床まで丁度いい高さになります。
特に高齢者の方など寝起きが大変という方は横向きの状態で足を先に床に降ろしてから起きるようにすると寝起きが楽になります。
また、床に足が着き身体を横に起こすので腰への負担が減るという魅力もあります。
畳ならではの寝心地
畳の表面は夏は暑すぎず、冬は冷たすぎない表面とともに柔らかい弾力のある適度な硬さが特徴です。
弾力の秘密は実はい草にあります。
い草は細くて長い繊維質の植物なのですが、断面はスポンジ状で空気をたくさん含んでいます。
それを隙間なく編み込んで作ることで、厚みや弾力が出てくるのです。
そうして作られて畳の弾力が快適な睡眠環境作りのサポートをしてくれます。
畳ベッドのデメリットと対策
畳ベッドの様々な効果についてご紹介しましたが、メリットがあるように当然デメリットもあります。
では、どのようなデメリットがあるのかご紹介していきたいと思います。
カビ
畳ベッドは湿気に強いベッドですが、いくら強くても湿度の高いところで長時間放置をするとカビが生えます。
畳が外せるタイプのベッドならいいのですが、ベッドと一体型になっているものはマットレスのように干せないため気をつけましょう。
カビは湿気を低くすることで防止ができるので天気のいい日に窓を開け風通しを行うようにすると、カビの発生のリスクを大幅に減らすことできます。
手入れについて
畳の手入れについてどうすればいいのかわからないと困っている方もいらっしゃるのでないでしょうか。
畳は布団と違って、汚れたからといって簡単に洗濯ができるようなものではありません。
では、畳が汚れてしまった時はどうしたらいいのでしょうか？
掃除機
掃除機をかける際は畳の目に沿って力を入れずにゆっくりとかけるようにしましょう。
目に逆らって掃除をすると畳が傷む原因になってしまいます。
掃除機の後は、雑巾で乾拭きをすると、よりきれいになります。
また、汚れがひどいときは、雑巾を固く絞って水分を切った状態で拭きましょう。
水分を含んだまま拭いてしまうとカビの原因になります。
飲み物をこぼしてしまった時
畳の上に水やジュースなどをこぼしてしまった際は、雑巾やタオルなど上からあてて吸わせましょう。
コーヒーや紅茶といった飲み物で汚れが目立つ場合は、汚れの上から少量の水をかけ、先程と同様に雑巾やタオルで水分を吸わせましょう。
間違って擦ってしまう場合もあるかと思いますが、擦ってしまうと水分が上手く吸収されず、シミの原因になるので注意が必要です。
まとめ
畳ベッドについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
畳のいいところも悪いところのそれぞれありますが、私たちの暮らしに必要な効果を発揮してくれているのも事実です。
より快適な睡眠環境を作りたい方は畳ベッドを検討してみてはいかがでしょうか？
自分用としてではなく、お世話になっているご両親の贈り物としてもおすすめです。
当店でも畳ベッドを販売しておりますので、商品ページを参考にしてみてください。