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カウチの意味とは?語源やソファとの違いを徹底解説

カウチの意味とは?意外に知らないソファとの違いも含めて解説! 暮らしの知識

「カウチ」という言葉は、ソファを指す単語として使われる場合があります。では、実際に「カウチ」と「ソファ」にはどのような違いがあるのでしょうか。

また、コーナーソファとカウチソファも一見すればよく似ているように感じられます。くつろぎのインテリアとしてのソファを選ぶためには、ソファごとの違いや特徴を知っておくことが大切です。

この記事では、カウチの意味をはじめ、意外と知られていないソファとの違いを詳しく解説します。また、おすすめの商品もご紹介しますので、ぜひカウチソファ選びにお役立てください。

カウチとは?

ご自身に合うソファを選ぶためにも、カウチとソファの違いを知っておくことが大切です。特に「カウチ」という言葉は国によって認識が異なるケースもあり、調べれば調べるほど「何が違うの?」と迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

まずは、カウチの本来の意味と、日本での意味合いについて解説します。

カウチの本来の意味

カウチの本来の意味

カウチ(couch)とは、古フランス語で「横たわる」を意味する「couchier」に由来する単語です。これが「couche」という形になり、意味は「横たわるもの」、すなわち長椅子や主に精神科などの診察台を指すものに変化しました。それがイギリスに伝わって「couch」という英単語として使われるようになったのです。そのため、イギリスでのカウチソファは、片側だけに傾斜のついた肘掛けがあり、枕のように使える形のものが多くなっています。

The word couch originated in Middle English from the Old French noun couche, which derived from the verb meaning “to lie down”.

(翻訳:「カウチ」という単語は古いフランス語の名詞「couche」から中世の英語で生まれたもので、カウチは「横たわる」を意味する動詞に由来しています。)

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Couch

一方、同じ英語圏であるアメリカでは、カウチは一般的なソファーを指す単語として用いられています。日本にカウチという言葉が入ってきたきっかけはアメリカのポップカルチャーにありますので、日本におけるカウチも元々は普通のソファを指していました。

カウチの日本語としての使い方と意味

日本において「カウチ」はソファの種類の一つという意味合いで使われています。家具メーカーではほとんどの場合、ソファに足をゆったり伸ばせる座面を付けたものを「カウチソファ」として販売しています。また、そこにヘッドレストが付いた背もたれや枕ほどの高さをした肘かけがあるような、横向きにも寝転がって使用できるものが主流です。

日本にカウチが入ってきたきっかけは「カウチポテト」

1980年代の日本ではアメリカのポップカルチャーが流行しましたが、この時期に広く知られた言葉の一つに「カウチポテト族」があります。当時のアメリカでは、ソファに横たわりながらテレビばかりを見ている“働かない若者”が増え、社会問題となっていました。何もせずソファの上でだらだらしている姿をジャガイモに例えて、このような若者のことを「couch potato(カウチポテト)」として表現していました。

この言葉が日本に輸入された時、「ポテト」は「ポテトチップス」の略称だと捉えられ、カウチポテトは「ソファでポテトチップスを食べながらテレビや映画を観賞すること」だと解釈されました。それを受けた家具市場は、1人でゆったり使うのにちょうどいい足を置く座面のない2人掛けのソファを「カウチソファ」として販売していたため、人によってはカウチを2人掛けのソファとして認識している方もいるようです。

大きなソファーに寝転がったまま、テレビやレンタルビデオをみながら、ポテト、スナック菓子を頬ばる人々のこと。1日中、家にいて、非生産的にのんびりした時間を過ごすという意味。

https://www2.gsis.kumamoto-u.ac.jp/~media/1999/sakuhin/04/potato.html

しかし、最近では、本来のカウチの語源である”横たわる”の用途を満たせるような、ソファにもたれかかりながら足をまっすぐ伸ばしてくつろげる座面の付いたものを「カウチ」や「カウチソファ」と呼ぶようになっています。

カウチとソファの違い

カウチ本来の意味合いや日本での使われ方を解説しました。カウチは具体的にソファとどう違うのか、疑問に思う方もいるかもしれません。

ここからは、カウチとソファの違いについてより詳しく解説します。カウチ・ソファをネットで購入する、あるいは家具屋さんで探す際の基礎知識となるので、以下のポイントを把握しておきましょう。

カウチとソファはほぼ同義語

結論から言うとカウチとソファに明確な違いはなく、ほぼ同義語として使用されています。なぜなら、カウチやソファのルーツは国が異なるだけでなく、歴史の中で2つの意味合いが曖昧になってきたためです。

先述したように、カウチは「couchier(横たわる)」という単語から誕生しましたが、ソファの場合はアラビア語でベンチを意味する「suffa」がルーツになっています。このようなルーツの違いや言葉が伝わる過程、それぞれの国の文化によって意味に差が生まれているのです。

Couch is predominantly used in North America, Australia, South Africa, and Ireland, whereas the terms sofa and settee (U and non-U) are most commonly used in the United Kingdom and India.

(翻訳:「カウチ」は主に北米、オーストラリア、南アフリカ、アイルランドで使われている一方で「ソファ」と「セッティー(長椅子)」という言葉は、イギリスとインドで最も一般的に用いられています。)

※注:「U and non-U」とは、イギリスの社会階級を示す言葉です。「ソファ」と「セッティー」は社会階級によって使い分けられているということです。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Couch

日本で言うソファを「カウチ」と呼ぶ国も

日本でのソファのイメージは、2~3人で座ることができ、背もたれや左右に肘かけがついた、寝転がれるほど座面の長い椅子ではないでしょうか。このような日本で言うソファを「カウチ」と呼んでいる国もあります。

例えばアメリカでは、カウチが意味するのは2~4人が腰掛けられる家具のことです。元々の意味のように横たわったり足を伸ばしたりする家具を指すことはあまり多くありません。このように北米やオーストラリア、ニュージーランドなどの国では、日本人がイメージするソファを「カウチ」と呼ぶ場合が多いようです。

couch | アメリカ英語辞典
a piece of furniture with a back and usually arms, that two or more people can sit on at once; a sofa

(翻訳:背もたれと通常は肘かけのある1つの家具で、一度に2人かそれ以上の人間が座ることのできるもの。ソファ。)

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/couch

カウチソファとコーナーソファの違い

日本ではソファの形状の一つとしてカウチという言葉が使われていますが、ソファ選びでよく目にする「カウチソファ」と「コーナーソファ」の違いをご存じでしょうか。

ここからは、2つの違いをはじめ、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。

カウチソファとコーナーソファは形状が違う

カウチソファとコーナーソファは、どちらもL字型をしており、複数人が座れる大きめのソファという点では共通しています。しかし、明確な違いがあることも把握しておきましょう。

カウチソファとコーナーソファの大きな違いは、それぞれ形状が異なることです。横並びに座れるカウチソファは、横になったり足を伸ばしたりできるよう座面が設計されていますが、L字の角に背もたれがついてない箇所もあります。対して、コーナーソファは横たわることではなく座ることを前提として設計されています。そして、L字部分を含め全てに背もたれがついています。

カウチソファの特徴

横になったり足を伸ばしたりできるのが魅力的なカウチソファですが、そのほかにも特徴があります。まず、座面が長いため、寝転がりながら正面を見ることができます。「テレビを見ながらくつろぎたい」という方にピッタリかもしれません。

また、カウチソファの中には足を伸ばすための部分がスツールになっており、切り離せるものもあります。スツールに背もたれはついていませんが、来客時にレイアウトを変更したり、チェアとして活用したりと、使い勝手の良さが魅力です。

カウチソファはカジュアルにくつろぎたいという方におすすめですが、座れる人数が多くありません。そのため、カップルでの生活や、一度に多くの来客があるケースの少ないご家庭に向いています。

コーナーソファの特徴

コーナーソファは、部屋の隅にあるスペースを生かせるL字型のソファです。ソファのサイズや部屋の広さによっては、中央に設置することもできます。

コーナーソファの大きな特徴は、大人数で使いやすくコミュニケーションが取りやすい点です。カウチソファの場合は横並びに座ることになりますが、L字に座れるコーナーソファなら斜めの位置で会話できます。相手の顔を見て話しやすいため、来客や家族の多いご家庭におすすめのソファと言えるでしょう。

ただし、大人数で利用する際は、L字のコーナー部分がデッドスペースとなることもあるため、コーナーソファを検討される際は、利用シーンや人数をイメージしておくことが大切です。

おすすめのカウチソファ12選

最後に、おすすめのカウチソファをご紹介します。カウチソファは座面が広い分自由に体勢を変えられますので、テレビや映画の鑑賞にはうってつけです。

一人暮らしのお部屋にも置きやすいものから、デザイン性の高いものまでラインナップは幅広いので、ぜひ好みのものを見つけてください。

一人暮らし向けのコンパクトカウチソファ

一人暮らしのお部屋にソファを置く場合は、大きさが肝心になってきます。

コンパクトに作られたものやオットマンを組み合わせてカウチ型にするようなソファならワンルームにも置きやすくなります。

幅165cm 2人掛けカウチソファ【商品番号:ds-036-s】

幅165cm 2人掛けカウチソファ【ds-036-s】

部屋に大きめのソファを置けない方は、こちらのカウチソファを検討してみてください。付属のオットマンは好きな位置にレイアウトできるため、来客時にはチェアとして、一人でゆっくりしたいときには足を乗せる座面として活用できます。

カラーは、オリーブグリーンをはじめチャコールグレーやネイビーなど全6色あり、室内の雰囲気にあった色味が見つかるでしょう。

幅181cm 3人掛けカウチソファ【商品番号:xs001】

幅181cm 3人掛けカウチソファ【xs001】

シンプルでどんなお部屋にも合わせやすいカウチソファです。スツールは自由に動かせますので、足置きとしてだけではなく簡易的なテーブルとして使うこともできます。

足置きとして使う際には、本体側面に付いた金具を差し込んで固定できますので、脚を動かした時にズレてしまうこともありません。カラーは落ち着いたグレーやブラウン、お部屋のアクセントになるブルーなどから選べます。

幅207cm 収納付き多機能ソファ メランジ【商品番号:ss001m】

幅207cm 収納付き多機能ソファ メランジ【ss001m】

2WAYスタイルの多機能ソファです。シングルサイズ相当のベッドとしても使えますので、これをソファ兼ベッドとして使うことで、お部屋に置くインテリアの数を減らせてすっきりと見せることができます。

収納スペースも充実しており、サイドには小物を収納できる棚、ソファの下には引き出しがそれぞれあり、スツール内の収納も合わせれば多くの物を片付けられてとても便利です。

幅194cm 3人掛けカウチソファ【商品番号:ds-006-ep】

幅194cm 3人掛けカウチソファ【ds-006-ep】

高めの背もたれにゆったり体を預けたいならこちらがおすすめです。大きめのヘッドレストが2つ付属しており、付ければハイバックソファに早変わりします。

アームレストの高さと硬さも、ちょうどよく感じられるように設計されており、読書や映画鑑賞用のソファにも向いています。ミニクッションもセットになっているため、くつろぎを重視する方には特に人気のあるソファです。

高級感あふれるカウチソファ

高級感のあるソファを置くと、お部屋の空気感がワンランクアップします。

耐水性に優れたレザーソファを選べば、汚してしまってもさっと拭いてお手入れすることも可能です。ヴィンテージテイストが好きな方にもおすすめです。

幅213cm 3人掛けカウチソファ ベーシックサイズ【商品番号:aqua】

幅213cm 3人掛けカウチソファ ベーシックサイズ【aqua】

こちらのカウチソファは、大人な雰囲気を漂わせる色合い・デザインが目を惹きますが、特徴はそれだけではありません。メインのソファはI字型をしていますが、1Pソファとオットマンが付属しているため、自由に配置できるのが魅力です。

例えば、1Pソファとオットマンを縦方向につなげてロングカウチにしたり、横方向につなげてダブルカウチにしたりと、幅広い使い方ができます。

幅236cm レザーカウチソファ【商品番号:ds-031】

幅236cm レザーカウチソファ【ds-031】

ソファのデザインに重厚感を求めている方には、こちらのカウチソファがおすすめです。ほど良いツヤのあるレザーソファは、高級感あふれる見た目から、室内のインテリアとしても活躍してくれます。

また座面は広々とした奥行きがあるほか、カウチ部分は118cmもあるため、足を伸ばしてくつろぎたいという希望もしっかりと叶えてくれるでしょう。

幅270cm 4人掛けカウチソファ【商品番号:ds-029】

幅270cm 4人掛けカウチソファ【ds-029】

4人掛けならではの非常にワイドな座面が特徴的なソファです。2つ付属しているオットマンを使えば、縦に並べて長い足置き部分を作ったり、横に並べて隣同士に座ったりとニーズに合った幅広いくつろぎ空間を演出できるでしょう。

座面の奥行きはゆとりを持って作られているため、横たわっても窮屈に感じません。クッションが使われているアームレストは枕としても使えます。

北欧スタイルのおしゃれなカウチソファ

北欧風はインテリアの中でも特に人気のスタイルです。そんなお部屋の雰囲気に馴染む、おしゃれで使い心地のいいカウチソファをご紹介します。

幅170cm 3人掛けカウチソファ【商品番号:9012】

幅170cm 3人掛けカウチソファ【9012】

コンパクトながら、ゆったりくつろげるサイズ感を確保した多機能のカウチソファです。北欧風の柔らかな風合いの木脚と落ち着いたカラーリングが魅力で、ゆったりと一息つけるようなお部屋の雰囲気を形作ってくれます。

肩までカバーする高めの背もたれも安心感があり、ソファを心ゆくまでリラックスするスペースとして使いたい方にうってつけのアイテムです。

幅236cm 3人掛けカウチソファ【商品番号:ds-102】

幅236cm 3人掛けカウチソファ【ds-102】

こちらは、主張しすぎないモダンなデザインが印象的な北欧スタイルのカウチソファです。幅は236cmと大きめのサイズなため、3人で座ってもスペースに余裕があるのは嬉しいポイントです。

また、肘かけの高さが50cmのため、寝転がるのにちょうど良い高さになっています。脚部の取り外しも可能なので小さいお子さまがいるご家庭や、ローソファの使い心地が好きな方にもおすすめです。

幅247cm 3人掛けカウチソファ【商品番号:xs005】

幅247cm 3人掛けカウチソファ【xs005】

こちらのカウチソファは、シンプルな見た目をしており、室内の雰囲気にもマッチしやすいデザインが魅力的です。さらに座面の切り離しが可能なので、来客時には対面にレイアウトするなど、シーンに合わせた使い方ができます。

また、座面は柔らかすぎず硬すぎない、ちょうどよい弾力があるため、長く座っていても疲れないほか、ソファの高さが低めに設計されているので、室内が広く感じられるでしょう。

幅250cm 3人掛けカウチソファ【商品番号:xs004】

幅250cm 3人掛けカウチソファ【xs004】

柔らかなくすみカラーのソファをお部屋に置きたいならこちらがおすすめです。通気性と肌触り、そして優しい質感を兼ね備えたファブリック生地が使われています。

ソファは、1人掛け幅の奥行きが長いシートと2人掛け幅のシートを組み合わせた構造になっており、繋げてカウチソファにしても、それぞれ独立したソファとして使ってもおすすめです。

幅265cm 3人掛けカウチソファ【商品番号:ds-053】

幅265cm 3人掛けカウチソファ【ds-053】

くるみボタンで留めたような背もたれのデザインが可愛らしいカウチソファです。座面の幅は大人3人でも座れる約248cmで、ベッドのように横たわっても余裕のある大きさです。

脚には優しい風合いと強度と両立したラバーウッドを使用しており、北欧風のインテリアによく馴染みます。耐荷重は約300kgありますので、安心して使うことができるカウチソファです。

まとめ

カウチソファについて「カウチ」の語源や、現在使われている意味などを解説してきました。国や言葉を使う人によってどういった形のソファを指すかは異なってきますが、日本ではおおむね、横たわることができる座面の長いソファを指しています。

カウチソファは、お部屋でのリラックスタイムをより充実したものにしてくれます。休日に、寝転がってのんびりくつろぐ時間を取りたいという方は、是非カウチソファをお部屋に置いてみてください。

著者
モダンデコ

おしゃれなインテリアライフを叶えるお役立ち情報をお届けしています。
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